現状診断でお渡しするもの

レガシー業務アプリの現状診断では、対象アプリや業務内容を確認したうえで、問題点、リスク、今後の対応方針を整理します。

診断結果は、社内での判断材料や、ベンダーへ相談する前の整理資料として活用できるよう、分かりやすい形でまとめます。

主な成果物

診断内容や対象範囲に応じて、以下のような資料や整理結果をお渡しします。

現状整理メモ

対象となる業務アプリの概要、利用目的、利用者、利用頻度、現在困っている点を整理します。

問題点一覧

エラー、処理遅延、属人化、仕様不明、バックアップ不足、操作ミスのリスクなど、現状で確認できる問題点を一覧化します。

リスク整理

業務停止リスク、保守不能リスク、データ破損リスク、WindowsやOffice更新による影響などを整理します。

延命・小改修・再構築の判断材料

現在のアプリを継続利用できるのか、小改修で済むのか、段階的な再構築が必要なのかを判断するための材料を整理します。

ベンダー相談前の確認事項

外部ベンダーへ相談する前に整理しておくべき業務内容、必要機能、帳票、データ移行、確認すべき質問事項をまとめます。

成果物の具体例

※成果物についてのご注意

以下に記載している成果物は、現状診断で作成する可能性がある資料・整理結果の例です。

すべてのご相談で、すべての資料や帳票を作成するものではありません。実際の成果物は、対象となる業務アプリの種類、確認範囲、資料の有無、ご相談内容、作業期間により変動します。

また、成果物の形式は、正式な帳票、一覧表、簡易レポート、メモ形式、確認事項リストなど、目的に応じて変わります。

必要以上に大きな資料を作るのではなく、社内判断やベンダー相談に使いやすい形で整理することを重視します。

現状整理メモ

対象アプリがどの業務で使われているか、誰が利用しているか、どのような入力・出力があるかを整理します。

  • 対象業務
  • 利用者・利用部署
  • 利用頻度
  • 入力データ
  • 出力帳票・出力ファイル
  • 現在困っている点

問題点一覧

現状確認で見つかった問題点を、業務面・技術面・運用面に分けて整理します。

  • エラーが発生している箇所
  • 動作が重い処理
  • 仕様が不明な処理
  • 担当者しか分からない運用
  • バックアップや保守上の不安
  • 将来の改修が難しい箇所

リスク整理表

業務停止、データ破損、担当者不在、WindowsやOffice更新などによる影響を整理します。

  • 業務停止リスク
  • 保守不能リスク
  • データ破損リスク
  • 属人化リスク
  • 環境更新リスク
  • 外部連携停止リスク

改修・延命・再構築の判断表

現行アプリをそのまま使い続けるべきか、小改修で延命するべきか、段階的に再構築するべきかを整理します。

  • 継続利用できる部分
  • 小改修で対応できる部分
  • 再構築を検討すべき部分
  • 優先順位の高い対応
  • すぐに対応しなくてもよい項目

ベンダー相談前の確認事項

外部ベンダーへ相談する前に、発注者側で整理しておくべき内容をまとめます。

  • 現行業務の概要
  • 必要な機能
  • 不要な機能
  • 移行すべきデータ
  • 残すべき帳票
  • 確認すべき質問事項
  • 見積り前に明確にすべき前提条件

診断結果の活用方法

現状診断の結果は、単に問題点を把握するだけでなく、今後の改修・延命・再構築の判断材料として活用できます。

社内での判断材料として

現在の業務アプリを使い続けるべきか、小改修で延命するべきか、段階的に再構築するべきかを社内で検討するための材料として活用できます。

ベンダー相談前の整理資料として

外部ベンダーへ相談する前に、現行業務、必要機能、課題、確認事項を整理しておくことで、見積りや提案内容の前提を明確にしやすくなります。

担当者間の引き継ぎ資料として

属人化しているExcelマクロ、Accessアプリ、古い業務アプリについて、処理内容や注意点を整理しておくことで、担当者変更時の引き継ぎにも役立ちます。

改修・再構築の優先順位整理として

すぐに対応すべき問題、当面は様子を見てもよい問題、将来的に再構築を検討すべき問題を分けることで、無理のない改善計画を立てやすくなります。

まずは現状を整理するところから始めましょう

古い業務アプリや社内ツールは、いきなり作り直す前に、現在の状態を確認することが重要です。

延命できるものは延命し、小改修で済むものは小改修に留め、本当に必要な場合だけ段階的な再構築を検討します。